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王の獲物は無垢な花嫁

2014/04/02
文庫本電子書籍『王の獲物は無垢な花嫁』(ハーレクイン/ヴァニラ文庫)◆

結婚式のさなか、花嫁のオルガは、突然躍りこんできた騎馬の賊にさらわれてしまう。賊の正体は、なんと王子のアデルバート。アデルバートはオルガを自分の妻にすると言い、力ずくで自分のものにしようとするが……。
一方、もう1人の王子、クレメントもまた、オルガを手に入れようと画策していた。
「白い鹿を射止めた者を次の王とする」――古いしきたりのせいで王位争いに巻きこまれた少女の運命は!?
波乱万丈なヒストリカル・ロマンス。



▼お試し読み▼

 祭壇までたどり着き、父親から新郎へと引き継がれようとした、そのときだった。
 突然の轟音にオルガが振り返ると、開け放たれた扉から、一頭の黒い馬が教会の中に躍りこんでくるのが見えた。
 馬上には若い男の姿。
 騎馬の男はまっすぐウェディング・アイルを駆け抜けると、オルガに向かってすばやく手を伸ばしてきた。

       ◆ ◆ ◆

「逃げろ!」
 相手を見るなり、アデルバートが声を上げた。
「しっ、しかし!」
 今の体では、アデルバートは走れない。
 一同がためらっていると、アデルバートは、彼を支えていた家臣を押しやってもう一度叫んだ。
「命令だ、行け! 行って助けを呼べ!」
 家臣たちとオルガは、弾かれたように走りだした。
 オルガが途中で振り返ると、時間稼ぎでもするつもりなのか、アデルバートが剣を抜いて山賊たちの前をふさいでいるのが見えた。
 ――お願い、死なないで!

       ◆ ◆ ◆

 刺激されるたびに体がひきつり、乳首にともった快感の火が、炎となって燃え広がる。全身が熱くなり、じっとしていられなくなって、オルガは無意識にシーツを握りしめた。
「気持ちいいか?」
 耳元で囁かれ、言葉の恥ずかしさと吐息の心地よさに、びくりとしてしまう。
 両方の乳首を指先で挟まれ、少しずつ力をこめられた。じわじわと気持ちよさがこみあげ、恍惚となって力が抜けたとたん、強く押しつぶされ、痛みのような感覚が身内を走った。
「ああっ」
 思わずのけぞると、衣服にこすられた肌が妖しくざわめき、全身を愛撫されたようなたまらない気持ちになった。
 背中のボタンをはずされ、ドレスを肩から引き下ろされた。素肌に涼しい空気が触れ、胸元をあらわにされてしまったのがわかった。
「形のいい胸だ」
 右の乳首にキスをされ、そのまま口に含まれる。やわらかい熱に包まれ、心地よさにほっとしたのもつかのま、軽く歯を立てられて、電流のような衝撃に襲われた。
「はう……っ!」
 声を上げて跳ねあがったところへ、今度は強く吸われ、舌先で転がされて、悪寒のような快感が背すじを這いのぼった。
「や……嫌……っ」
 気持ちよすぎて、気が変になってしまいそうだ。
 右胸を口で愛撫しながら、アデルバートは左胸も手でいじりはじめる。
 指先で乳首をこねられると、痺れるような快感が広がり、オルガは大きく喘いだ。
 やわらかい唇や舌と、やや硬い指先。その感触の違いがもどかしく、ますます体が高ぶってくる。
「あっ……駄目っ……や……あぁ……っ!」
 穏やかな快感と激しい快感に翻弄されて、オルガはたまらず身をよじった。中途半端に下ろされた袖が腕に絡みつき、思うように動くことができない。それがまた快感に拍車をかけ、次第に理性を奪っていく。

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00:00 ハーレクイン/ヴァニラ文庫 | コメント:(0)
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